東根市産さくらんぼ佐藤錦、ナポレオン100%から造る贅沢なスパークリングワイン

ストーリー

  1. GI認定東根市産の高品質な佐藤錦から佐藤錦100%のスパークリングワインへ
  2. 微かな桜の花の香りがする佐藤錦及びナポレオンの風味豊かなチェリーワイン
  3. 2019年FOODEXで金賞受賞の佐藤錦ワインからシュワーとして微発泡のスパークリングワインへ

プロジェクト概要

1.ワイン製造までの経緯

初めまして、(同)東根フルーツワインの阿部と申します。私は山形大学農学部教授を定年退職後の2016年10月に地元の果樹王国東根市でワイナリーを始めました。東根市はさくらんぼの生産が3,600トンと日本一であり、東根市の農家さんの作った果物でワインを造りたいと思ったからです。美味しいだけでなく健康にも良いワインを造ることにこだわっています。幸いにおいしく糖度の高いさくらんぼやブドウを提供してくれる農家さんにも巡り会え、2017年よりワインの本格的な生産を開始し、現在では10種類のワインを製造・販売しております。美味しいだけでなく健康にも良いワインの製造に努め、ワインの成分を山形大学と共同研究し公開しています。

(同)東根フルーツワインの外観

2.さくらんぼワインの製造の経験

さくらんぼワインの製造を開始するの当たって、山梨県甲州市のワイナリーにおいてさくらんぼを用いてワイン醸造の講習を受けさせていただきました。醸造に用いるさくらんぼは東根市神町の果樹農家、今田智也さんから提供をいただいています。

今田智也果樹園の佐藤錦

さくらんぼワイン醸造は今年で5年目になりますが、ブドウのワインと違って難しく、毎年改良を重ね今日に至っております。佐藤錦ワインが、2019年FOODEX JAPANアルコールドリンク部門で金賞を受賞し、また同年の「にっぽんの宝物」山形県大会においてグランプリを受賞するなど、その品質の良さが評価されてきております。

2018年ビンテージの佐藤錦ワイン

3.本プロジェクトによるさくらんぼワインの醸造

今年は、東根市内の4軒の果樹農家さんの佐藤錦及びナポレオンからワインを醸造します。ナポレオンは佐藤錦の受粉樹として植えられておりますが、食味は佐藤錦より劣るため農家さんは収穫をあきらめているのが実情です。ところがワインにすると酸味と甘みのバランスが良く、美味しいワインになります。そこで、捨てているナポレオンを何とか救い、農家さんにも収入をプラスにしていただこうと、佐藤錦だけでなくナポレオンのスパークリングワインも造ることにしました。2019年に試作したさくらんぼの微発泡ワインはバル仙台において好評を得ました。本プロジェクトの希望者にはワイン仕込みしていただきます。7月上旬に2種のさくらんぼを仕込み、発酵中は高品質を保つため、ワイン冷却器(チラー)を用いて20℃以下に保ちます。さくらんぼワインは、9月上旬に搾汁や滓引きを完了したら5℃以下に保ち、二酸化炭素を吹き込んで微炭酸とします。9月下旬にさくらんぼスパークリングワインの完成を祝ってさくらんぼヌーボーの完成祝いを東根種内のレストランで行いますが、希望者は参加することができます。

収穫期の佐藤錦
さくらんぼワイン醸造用に収穫した佐藤錦(2019)
さくらんぼ佐藤錦の破砕の様子
佐藤錦ワインの発酵中の様子

4.リターンについて

9月下旬に佐藤錦スパークリングワイン及びナポレオンスパークリングワインを応援購入金額に応じてお贈り致します。

試作した佐藤錦スパークリングワイン

プロジェクト詳細

・7月上旬:糖度20度以上と高くおいしいさくらんぼを市内の4軒の果樹農家さんから購入します。購入したさくらんぼは2日以内に発酵のために仕込みます。

東根市内の4軒のさくらんぼ農家さんから購入した佐藤錦(2019)
佐藤錦の破砕作業
佐藤錦ワインの櫂入れ作業
  • 7月上旬:さくらんぼスパークリングワイン製造の初めの操作である、さくらんぼワインの仕込みを体験できます。仕込み後、発酵に入りますが、発酵時には品温を20℃以下に保つためにワイン冷却器を使用します。7月中旬に搾汁を行います。
  • 8月上旬に滓引き1回、9月上旬に2回目の滓引きを行います。9月中旬に炭酸ガス添加し、瓶詰めを行います。次に酵母を死滅させるために瓶ごと60℃で20分間加熱します。
  • 9月下旬にご支援いただいた方の希望を取ってさくらんぼスパークリングワイン完成祝いを市内のレストランを会場にして行います。
ワインのティスティング
  • 9月下旬にご支援をいただいた方にさくらんぼスパークリングワインの発送を行います。
  • 9月下旬:さくらんぼスパークリングワインの完成祝い(会場:レストラン、オイッティ・マルシャン)を行います。また、さくらんぼスパークリングワインを口数に応じてリターンとしてお届け致します。
  • 10月上旬:ご支援くださった方々から、このプロジェクトに参加した感想をお寄せいただき、反省とし、新たな展開へと結びつけます。

利用シーン / 利用方法・操作方法

御夕食の食前酒に、お友達や女子会の乾杯酒として最適ですよ

左:試作した佐藤錦スパークリングワイン、右:ナポレオンスパークリングワイン

仕様

佐藤錦スパークリングワイン一本、500mL、化粧箱入り
ナポレオンスパークリングワイン1本、500mL、化粧箱入り

スケジュール

7月上旬:佐藤錦・ナポレオンの収穫:品種ごとさくらんぼの仕込み
7月中旬:さくらんぼワインの搾汁
8月: さくらんぼワインの滓引き
9月下旬:瓶詰
9月下旬:完成祝いの会(会場:オイッティ・マルシャン)、発送

リターンについて

リターンとしてお届けするものは、日本では初の佐藤錦スパークリングワイン及びナポレオンスパークリングワインです。
4,500円応援購入の場合:佐藤錦スパークリングワイン1本、
(未成年者は購入できません)

佐藤錦スパークリングワイン

8,000円応援購入の場合:佐藤錦スパークリングワイン1本及びナポレオンスパークリングワイン1本の合計2本です。(未成年者は購入できません)

佐藤錦スパークリングワイン&ナポレオンスパークリングワインの2本セット

15,000円応援購入の場合:佐藤錦スパークリングワイン及びナポレオンスパークリングワインの2種類、2セットになります。

資金の使い道

ご協力いただいた資金は農家さんからのさくらんぼ購入代金及び高品質スパークリングワイン製造のためのワイン冷却器の購入に使用します。

実行者紹介

阿部 利徳: (同)東根フルーツワイン代表、農学博士

阿部 静子: 醸造担当社員、ワインエキスパート

細谷 葉月: 事務処理・会計担当

リスク&チャレンジ

私たちはさくらんぼスパークリングワインを製造するために、第一に糖度が高く高品質のさくらんぼを東根市内の4軒の農家さんから提供していただいています。さくらんぼ2品種(佐藤錦及びナポレオン)の収穫後、2日以内に仕込みを行います。 第二にさくらんぼワインの醸造に当たっては、衛生管理に細心の注意を払い、酵母以外の微生物汚染がないように致します。また、良い香りを醸すために発酵温度が高温(20℃以上)にならないように注意致します。炭酸バス注入時にも雑菌の汚染をなくし、良い風味を維持します。本製品は微発泡で栓を開けるとシュワーとして高級な爽やか感が味わえます。 第三にお客様にリターン品を発送する際には、品質劣化を防ぐために、冷蔵品としてお送りいたします。