山形県では今年、大玉のさくらんぼ「紅王」が販売開始され、新しいページが開かれましたが、大正時代に東根市の佐藤栄助氏によって品種改良された佐藤錦が栽培の70%を占め、今なお、圧倒的な人気を誇っています。果樹王国東根市は、サクランボ王国といっても過言でありません。市内神町営団地区の3軒の農家さんから佐藤錦の提供を受けて、今年も佐藤錦ワインの製造を開始しました。6月27日に、さくらんぼの佐藤錦と紅さやかを併せて、600kgを仕込みました。今年の佐藤錦は着色も良く、糖度が約20度で発酵は順調に進みました。現在は搾汁も終わり、熟成中です。佐藤錦のスティルワインとスパークリングワインを製造予定で、9月上旬の完成が楽しみです。